【氏名】
劉 時珍(リュウ ジチン)
【研究テーマ】
日本語教科書の副詞の研究
【出身】
中国・山東省・済寧市
【学位】
博士(学術)
博士論文題目「現代日本語における否定と呼応する副詞の類義表現に関する研究 ―コーパスに基づく副詞の意味記述の試み―」
論文要旨
審査要旨
【経歴】
中国天津外国語学院日本語学部卒業
茨城大学教育学部心理コース卒業
一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了
一橋大学大学院言語社会研究科第2部門博士課程単位取得退学
【現在】
東洋大学非常勤講師
【論文】
劉時珍(2007)「在日留学生の異文化適応感を高める要因について ―中国人私費留学生を対象に―」『一橋大学大学院言語社会研究科紀要別冊ren』1、pp.82-85、一橋大学大学院言語社会研究科
劉時珍(2008)「日本語教科書に見られる例文の不自然さとその原因に関する一考察 ―中国の『新編日語』の副詞を対象に」『一橋日本語教育研究報告』2、pp.40-50、一橋大学大学院言語社会研究科第2部門
劉時珍(2009)「中国の日本語教科書の副詞的な表現に関する一考察 ―『新編日語』の中の副詞の例文を通して―」『一橋大学留学生センター紀要』12、pp.59-71
劉時珍(2015)「『ちっとも』と『ぜんぜん』の相違点に関する一考察:自己軸と相手軸を立てて」『一橋日本語教育研究』4、pp.77-86
【発表】
劉時珍(2008)「教科書副詞の例文の不自然さの分析」2008年度日本語教育学会春季大会、2008.5.25、首都大学東京
劉時珍(2011)「現代日本語における否定と呼応する類義副詞の使い分けの試論 ―コーパスを用いて『まったく・ぜんぜん・すこしも・ちっとも』を例に」日本言語学会第142回大会、2011.6.18、日本大学
【自己紹介】
言葉は絆を深める道具としてそのいきいきさに興味を持っており、副詞の研究をしています。自分の気持ちを適切な言葉を通してしっかり表すように追求したいと思っています。
よい教科書を作るのが将来の夢です。現段階の夢は博士学位を取ることです。
一橋に入らないとその良さがわからないくらい言いたいです。学識が高く且つ親切な先生たちのもとで、テーマがそれぞれ違うのですが、仲間たちと一緒に楽しく研究をしています。よい環境のありがたさを実感しております。